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群馬唯一のメイド喫茶「BerryBerry」に行ってきた

 

メイド喫茶と言えばアキバですが「ご当地メイド喫茶にも良さがある」ということを、前回「Angel」という松本のお店を例に紹介しました。今日はご当地シリーズ第2弾として、群馬唯一のメイド喫茶メイド喫茶BerryBerry」をレポートします!

「当店は風俗店ではありません!」

JR前橋駅と、上毛電鉄中央前橋駅の中間「けやき通り」って言うんですかね。駅前通り沿いにお店はあります。初めての訪問なので「見つけられるかな??」ってきょろきょろしていたら、お店の前にメイドさんが立っていたのですぐに分かりました!声をかけてみると

「当店は風俗店ではありませんよ!いいでしょうか?」

と言われます。ふ、ふふ、ふーぞくなんて行きません!(#^_^#)

お店に入ってもたびたび「風俗店ではない」「メイドさんに触ってはダメ!(触るとメイドさんが溶けちゃう!)」「隣に座ることはできない」「長くお話できない」などなど説明をされます。アキバのメイド喫茶では当たり前のことですが、これも、前橋という土地でメイドカフェという文化を伝えるため努力なのかも知れません。

内装は居酒屋の居抜きという感じです。カウンター席と、掘りごたつ式のお座敷席があって、壁中にそこにメイドカフェらしいポスターやメイドさん手書きのメニューが目白押しなのがメイドカフェらしいです!

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良心的な価格設定としっかりした対応

システムは

  • 入国料(チャージ料)500円/1時間
  • 1時間1オーダー制(580円以上)

とのことを説明されます。最低だと1時間1000円くらいですね。チャージを取ってるお店の共通点でフードのお値段は安めです。おつまみは380円〜、チェキは500円なので、アキバ相場の約半分!

素晴らしいのは説明が徹底していること。ライブが始まる前に光る棒を配る時も、きちんと料金の説明(200円)があって「知らないうちに高額」などということはありません。群馬という土地にメイド文化を根付かせるという責任感がにじみ出てきます。

また、「撮ったチェキはブログに載せていいですか?」と交渉したら、(そんなこというお客さんは他にはいないのでしょうね。)しばらくしてから「お店の宣伝になるからOK」と言っていただきました!こういう際どい交渉についても、メイドさんが答えを出せるところ(裏で本部と話しているかどうかは分かりませんが)は素晴らしいと思います。

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「りーみん」を参考にライブ多めの楽しい時間

「Angel」もそうでしたが、ご当地メイド喫茶は@の影響を受けている場合が多いと聞きます。「ここも@の影響ですか?」と聞いたところ「りーみんを参考にしています」とのこと。

僕「@とりーみんの違いってなんですか」(←それでもメイドカフェの「プロ」かよという質問(^^;)

メイドさん「ライブとか一杯やって、楽しい時間を過ごして頂いています!」

とのこと。なるほど。それを「りーみんの影響」というのか。??

(注:アキバにはライブをウリにしているお店は、メイドりーみんオープン以前からたくさんあります!)

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居酒屋の居抜きという内装上の課題をライブで解決!

居酒屋の居抜きという内装がメイドカフェ不利に働いているなあという印象があります。通路が細長くなったり、お座敷に仕切りがあったりするので、お店全体が見渡しにくくなっています。メイドさんは通路を行ったり来たりして大変そう!

メイドカフェっていうのは、あまり気密性はいらないので、仕切りのようなものはない方が良いものです。アングラなお店ではないので明るく、見通しが良いに越したことはありません。

そういう課題に対し、このお店が出した答えが「頻繁にライブをやること」だったのではないでしょうか。ライブはご主人様が特定のメニューをオーダーすると始まります。ライブが始まる前にステージの前に集まるように勧められます(行くことは義務ではありません)

始まってみると、メイドさんの踊りのクオリティが高いこと!相当練習されているようです!後ろを振り返ると、ペンライト両手に、3人のご主人様が並んで「オタゲー」を打っています!それも超絶ハイ・クオリティー!!

なるほど、初めて来たのにすごい一体感!\(^o^)/

追伸:前回紹介した「Angel」は閉店してしまいました

つい先日、なんともびっくりなニュースでした!

色々あってのことでしょうけど寂しいですね!訪問から記事を上げるまでに間が空いてしまって、結果的に閉店数日前の記事アップという事になってしまいました。。それも、もう一度訪問しようとした、まさにその前日が最終営業日でした。

8年続いたお店と聞きましたが、なくなるときは一瞬ですね。

後悔先に立たず。二度とこんなことにならないように、今回はすぐに記事を書きました!

地方でメイド喫茶を営業することはとっても大変!機会があったら経営の方と話してみたいところです。


松本のメイド喫茶「Angel」に行ってきた(閉店)

地方のメイドカフェは良いぞ!

メイドカフェと言えば、アキバですが、実は、日本中様々な都市にお店は存在します。地方のメイドカフェってどうなの?と思うかもしれませんが、結論から言うととっても良いです!今回長野県に行く用事があって帰りがけに松本のメイド喫茶 Angelに行ってきたので紹介します。

2016/08/19追記

この記事で紹介しているメイド喫茶Angelは閉店してしまったようです。

長野県にはメイドカフェが2店舗あります

2016年現在、長野県には次の2店舗メイド喫茶があるようです。

今回行ったAngelは松本駅から徒歩5分の繁華街の中にあります。

メイド喫茶 Angel とは

オープンは2009年、今年で8年目のようです。

路地に面しているので少々見つけづらい場所にありますが、Webサイトの次の説明に従えば見つけることができるはずです。

1.松本駅より左手にあるローソンへの斜めの道を真っ直ぐ進みますо

2.カレー屋CoCo壱さん、お花屋さんを通り過ぎ進みますо

3.進んでもらうと左手に居酒屋さん、右手に魚民が見えるのでそこの十字路を左へо

4.そのまま進むと右手にメイド喫茶Angelの看板が見えてきますо

5.タカナワビルと書かれたビルを入り、2階へ進んでもらうと茶色い扉があるので到着ですо

http://87.xmbs.jp/angeldaisuki-215247-ch.php?guid=on
メイド喫茶 Angel
メイド喫茶 Angel

チャイムを押す長野県方式!?と、スナック風で落ち着いた店内

さて、これが長野県方式なのか、お店の前に行くと、ドアが閉まっていてチャイムを押すように書いてあります。噂によると、勝手に開けるとやり直しらしいです(笑) ドアのチャイムを押すと、メイドさんが「おかえりなさいませ」と案内してくれます。

店内は壁に向かうL字型のカウンター席になっていて、メイドさんが壁側にいます。スナック風ですが、店内は明るめです。メイドさんとお話がしやすい配置になっているようです。離れたところにボックス席もあり、グループだとこちらに案内されるようです。棚にはフィギュアが飾ってあります。

この日メイドさんは3人勤務されていました。

内装、システム、主なメニュー

料金は入店料500円1時間(延長30分毎に500円)+ワンドリンク制とのこと。チャージ料金がかかる代わりにフードのメニューが安めで、焼き鳥は一本99円、チェキは600円、これは都内のメイド喫茶よりも安いです。他、カラオケなどもできるみたいです。僕は「せっかく松本まで来たので思う存分楽しもう」と思いましたが、オリカク一杯、チェキ2枚とフードを少し食べて、3000円くらいでした。

地方メイド喫茶への@の影響

地方のメイド店は@(@ほぉ〜むカフェ)の影響を受けているところが多いようです。というか、メイドカフェを「萌え萌えきゅーん」のイメージで全国区にしたのは@なので、その功績は偉大ですね。ただ、僕はテンションの高すぎるノリがちょっと苦手なので、もっと落ち着いたお店に行きます。ここらへんは好き嫌いの問題です。

この店も例に漏れずなのか、@のコンセプトに影響されているようで、食べ物や飲み物を注文すると、最後に一緒に魔法をかけます。

「おいしくな〜れ、にゃんにゃんキュン」

らしいです。^^;

ただ、それ以外はだいぶまったりとした感じで、@の、悪く言えばせかせかした感じはありません。秋葉原のお店の中で例えるなら、ミアカフェやラブカフェに似た感じです。

この日案内してくれたメイドさんは、秋葉原にもよく行くらしく、特に@ほぉ〜むカフェが大好きとのこと。一日に@系列ばかり何店舗もはしごするらしいです!

旅先でメイド喫茶の良さ

今回は一人旅だったので、道中誰とも話しませんでした。松本に着いても友達が居るわけでもなく、始終ひとりぼっち。

そんな中で、初めて訪れたのに、以前からの知り合いのようにフレンドリーに接してくれて、一緒に魔法をかけて、笑い合って、ネタチェキを撮って。。。そんな、普通ならありえない時間がここでは当たり前に過ぎていって、

あれ、僕、今寂しくないぞ!

メイドカフェに何を求めるかは人それぞれですが、僕は何とも言えないアットホームな、ゆるい感じが大好きです。@のコンセプトを再現し切れているかは分かりませんが、メイドカフェの最も大切な心はこの店にも備わっているんだなと思いました。

いつまでも続いて欲しいお店だと思いました。

帰りのバスの都合で閉店までいられなかったのが名残惜しかった。せっかく仲良くなれたのに、次にまたこの地に訪れる時、同じメイドさんに会うことはできるのだろうかと思うとちょっと切なくなります。

momoka yuron

以上、初めての地方メイドカフェ訪問報告でした。

これからも、地方に用事があるときは、その地にメイドカフェがあるか調べて行こうと思います。良いお店があったらここでもどんどん紹介します!

 


1年通って見えた、メイドカフェ通いをずっと続けるために大切なこと

メイドカフェでノマドたのしー\(^o^)/から1年で見えた法則

メイドカフェはリピーターに優しい飲食店です。数回訪問しただけで顔と名前を覚えてもらえるので、安心してくつろげるようになります。

そんなメイドカフェに通う「ご主人様」たちには一定の作法のようなものがあります。それは、長年メイドカフェ関係のお店を渡り歩いている彼らが編み出した、ストレスなく楽しむための法則のようです。

「郷に入りては郷に従え」と言います。これから通ってみたい、まだ行ったことがない人のために、彼らはどんな法則で行動しているのか紹介したいと思います。まずは、その背景となる事情から説明します。

メイドカフェ界隈の流動性

メイドカフェの世の中は移り変わりやすいです。

1. お店の流動性

次の資料をご覧ください。秋葉原のメイド喫茶に詳しいたかとらさんがまとめられたリストです。秋葉原ではこれだけのお店が日々開店・閉店を繰り返しています。

秋葉原のメイド・コスプレ喫茶リスト(2014/9/7版) – たかとらのメイド喫茶リスト

2.メイドさんの流動性

メイドさんとは儚い職業です。この職業はどうしても若い子の職業とみなされてしまう事実があります(個人的には年齢は高くても全然構わないのでシニアメイドさんが今後もっと増えて欲しいです!)。

メイドカフェの店員になるには – 職業ガイド

彼女たちは「メイド」の仕事が大好きですが、いつまでもこの仕事を続けることは難しいと理解しています。人によっては芸能界に転身したり、自らお店を開くなどたくましい活躍をなさっている女性もいます。そのため、彼女たちの時間の流れはとても速く、故に、一年後同じ子が同じ店にいつとは限りません。

その結果次の問題が発生します。

夜の街に通う男の苦悩みたいだな…(笑)

前述の理由により、だんだん、複数のお店に関わってきます。下手をすると、それはアキバだけでなく、横浜や中野など、別の街へまたがるかもしれません。

メイドカフェはキャバクラやガールズバーではありません。女の子と会うことが第一の目的ではありません。でも、知っている子が働いているお店は贔屓にしたいというのが人の情というものです。

そうすると、こうなります。今日はこっちのお店では知っているAちゃんが働いてるのか。お、こっちのお店ではBちゃんが働いてる。Cちゃん推しのXさんは今あのお店に通っているようだ。そうだXさんと話したいことがあった。。。今日はこのお店に行こうとしてるけど、Aちゃんが△△のイベントをしているらしい。行かなかったら「何で来なかった」とか思われちゃうかなあ。。。(笑)

夜の街に通う男の苦悩といったら大げさですが、気遣いって大事です。できれば変なストレスは発生しないで済ませたいものです。

メイドカフェ通いをスムーズに行うためのテクニック

それでは、メイドカフェ通いが長い、筋金入りの「ご主人様」「お嬢様」の方々はどうしているのでしょうか?話を聞いて分かったことを幾つか紹介します。

1.客同士仲良くなる

20数名のお客さんが常にいる中で3人程度のメイドさんが接客している状況では、メイドさんと話せる時間というのは限られてきます。メイドさんと話していない間、一人でポツンとしているより、客同士会話が弾んだほうがずっと楽しいです。

また、メイドやアイドル界隈では、仲間を作ると楽しみが倍増します。理由はつまりこういうことです。「推しのAちゃんの限定ブロマイドをイベント特典で配られました。でも、そのイベントにその日行けなかったり、何らかの理由で手に入らなかった悲しい。そんな時、あの人とあの人とあの人とをトレードすればみんな幸せになる!」店内ではグッズのトレードや情報交換が頻繁に行われます。

カタン」というカードゲームをご存知でしょうか?資源や陣地を広げていくゲームなのですが、このゲームは他のプレイヤーと交渉をすることが勝利のコツと言われています。メイドカフェ店内もこれと同じように「ご主人様」同士が仲良くなった方がみんなが得をして楽しめるのです。(この記事の先頭に配置した画像はカタンのプレイ風景です)

「あいつ、○○ちゃんとずっと話してる。うぜー」なんて態度にならず、みんなが楽しめるように、紳士淑女として振る舞うことがメイドカフェで楽しむ道です。

2.推しを作る

「推し」とは、アイドルやメイドカフェ界隈で呼ばれる特殊な用語でなので説明します。

一人のメイドさんやアイドルを一番に応援する宣言することを「推しを作る」「推しになる」と言います。メイドさんやアイドルから見て、その人が好きなお客さんのことを「(私の)推し」とも呼び、客から見て好きな女の子のことを「推し(の子)」と言ったりします。ちょっと対称性がおかしな言葉ですが、そうやって使われます。

「推し」の子を作っておけば、自分の身の振る舞い方は、堂々とその子中心に動くことができます。「○○ちゃんが俺の推し」と宣言しておくことで、前述のように知っている子同士がバッティングした時

「あの人は○○さん推しだから、絶対こっちに行ってるよね」

という暗黙の了解のようなものが出てきます。(大前提としてその子のことが好きでなければ意味がありませんが)

3.箱推しを作る

箱とはお店のことです。

「俺はとにかくこの店が好きなんだ。推しとか関係ないけど、常にこの店を優先する」

もうこのお店のことが好き!特定の人とかじゃなくて、集まるお客さんも、お店のみんなもみんな好きという態度です。

優良店には一定数この態度の人がいます。

4.二推しを作る

しかし、せっかくの一推しを作ってもその子がメイドをやめちゃった。せっかく箱推しを作ってもお店がなくなった。という悲しいことが発生します。

あるベテランご主人様は

「大切なのは二推しを作ること。あるメイド喫茶で人気投票をしたところ、一番を多く取ってる子より、二番手を多くとってる子が一番に選ばれた。一推しがいなくなっても二推しがある人は長続きする」

と語ります。

一推しの子がいなくなった時、くよくよしても仕方がありません。その子はその子の人生を歩んでいるのです。

「(○○ちゃんが卒業して)あの人は次にどこに行くのだろう」

と囁かれるようではいけません。次の行動をお互いに悟られている方がこの世界ではスムーズなのです。

大事なことはみんなが楽しくなること

何でみんな「推し」とか作るんだろう?

僕はずっと思っていました。実はそれが、お店での人間関係をスムーズにするためのフレームワーク、Cure Maid Cafeが秋葉原にできてから15年の歴史を刻んで、作られてきた知恵だったのです。

このブログについて

このブログを以前から読んでいる方はご存知だと思いますが、僕は「女中酒場幻橙館」の箱推しでした。しかし、残念なことに、2016年4月27日を最終営業日として閉店となりました。

お店の中で特定のメイドさんを「推し」にしておらず、二番目の箱推しもなかった僕は、まさしく「次どこに行くのだろう」と周囲の人に思わせてしまいご心配をお掛けしました。

こんな記事を書いていて矛盾しますが、僕は当分、推しや箱推しを作る予定はありません。僕には特殊な事情があり「最高のノマドスペースとしての」メイドカフェを紹介するブログの執筆者という立場上、複数の店舗に対してフェアな視点でありたいと思っています。

そういう意味では、今がまさに、このブログの本来の出発点なのかもしれませんね。

ただ、あえて言えば、次の優先順位を僕は取るでしょう

1.ノマドができるメイドカフェをレポートをするという使命を守る

Wifi、電源完備、PC作業をしても怒られないお店を優先します。タバコを吸わないので、禁煙・分煙のお店を優先しますが、愛煙家の読者の存在も尊重して、タバコの吸えるお店にも行きます。

2. 幻橙館の元ご主人様、元メイドさんが多く集まるである場所を優先します

それは、1つめのテクニックである「客同士のつながり」重視です。唯一箱推した店舗に集まる人すべてが僕にとっては推しです。知っている人がいない場所より、知り合いがいる空間の方がリラックスできます。

3.幻橙館の元店長にしてアンドロイドの会秋葉原支部長 鈴峰桐さん、僕にお勧めメイドカフェリストを作ってくれた蓮見エスカさんを「特別なメイドさん」と見なしています

この人達がいないと僕は、このブログを始めることはなかったです!推しと宣言はしませんが、彼女たちを少しだけ特別視してしまいます。

4.地域的には秋葉原を応援します

秋葉原は自宅の近所であり、小学生の頃から通った地でもあります。ここに集まる人達は、趣味を大切にしている大変素晴らしい人たちだと思います。

僕はアキバ文化のますますの発展を願っています。

もっとも、秋葉原しか行かないというわけではありません。むしろ色んな地域のメイドカフェを訪問したいと思います。そうして地域ごとの特徴を学んでここで紹介して行きたいと思います。

このブログでまだ紹介していない良いお店があったら是非教えて下さい!

ということで「メイドカフェでノマド最高ブログ」第二幕開幕です。今後の記事をご期待ください!