今年もメイドさん講師が活躍!
3月18日に日本Androidの会秋葉原支部・学生部コラボイベントが開催されました。
メイドさんと一緒に楽しく学ぶAndroidアプリ開発入門セミナー Web API編
このブログでは同シリーズを度々紹介してきました。前回の様子はこちらの記事で紹介しています。
びっくり!!学生向けプログラミング勉強会でメイドさんが講師に!!
今回は前回の発展編としてWeb APIをテーマとしていました。
Web API って何?
Androidなどのスマートフォンはインターネットに接続しているのでインターネット上のサービスとデータの連携をすることができます。この時使う仕組みが「Web API」です。
Web APIを使うとどんなサービスと接続することができるのか、メイド講師のほのかさんに教えてもらいましょう!
今はWeb APIを提供していないサービスのほうが少ないくらいだそうです!TwitterやGoogle, Facebook, LINEなど主要なサービスはもちろん、日本では今回の会場を提供していただいたヴァル研究所さんの「駅すぱあと」、IT勉強会予約サイトの Connpass もWeb APIを提供しています。
例えば、自作のアプリから直接Twitterでつぶやきたいってときも
「それ、Web APIでできるんです!」
みなさんがスマートフォンに入れているほぼすべてのアプリは、何らかの目的でWeb APIを使っています。つまり、Web APIはすべての人が使っていると言って間違いありません。今回勉強会に参加した学生のみなさんがアプリ開発会社に就職してプログラマーになったとしたら、ほぼ間違いなく Web API を使うアプリ開発に関わることになる、とても大事な技術なのです!
ところで今回の参加者は「一度でもいいのでAndroidアプリ開発をしたことがある学生さん(授業やイベントなどでも可)」ということで、全くの初心者ではありません。それでは、そんな入門以上レベルの皆さんに「Web APIを使うアプリを作ったことがありますか?」と聞いてみましょう。
し〜ん。。。
みんな経験0のようです!
大丈夫です!今日あなた方は経験することができます。
今回は3部構成
今回は3部構成で、3人のメイドさんがそれぞれの章を説明してくれました。
- 第1章: Web API って何(担当メイド:ほのかさん)
- 第2章: 基本を学ぼう(担当メイド:きりさん)
- 第3章: アプリを作ってみよう(担当メイド:ひなちゃん)
(左から、きりさん、ほのかさん、ひなちゃん)
ほのかさん、きりさんは前回も登場したおなじみのメンバーですね!第3章のひなちゃんは学生部のメンバーの現役大学生で今日はメイドさんの姿になって説明してくれました!
第1章、ほのかさんの笑顔で癒される
トップバッターは可愛い笑顔とちょっと大人の優しさを備えたほのかさん、こんな先生が学校にいたら人気ナンバーワン間違いないです。
Web APIとは何か?Web APIで何ができるのか?を説明してくれました。
一気に場の空気が和んだまま、2番手きりさんにバトンタッチします。
第2章、難しいことを一生懸命説明するきりさん
今回の2章は「並列処理」という難しいことを扱います。
まずは、サンプルプログラムの動かし方を説明するきりさん
いつもはここで各参加者のトラブルシューティングが必要で、サポートスタッフが駆け回るのが恒例でしたが、今回は全員経験者ということで、ほとんどトラブルがなくすんなりと進んでしまいました。(Android Studioのバージョンが古かった方がいて、再インストールを指示したことによってダウンロードに時間がかかっていましたが、すぐに追いつくことができました)
ところで、今回のスライドは、日本Androidの会学生部部長の古川さんの手によるものです。当日は画面脇でメイドさんたちを見守っています。
さて、いよいよアプリでWeb APIを使う上で最も重要な話をきりさんがします。
「同期タスク」「非同期タスク」って日常では聞かない言葉ですよね。古川さん作のスライドでは自動車の1車線・2車線道路に対比して説明しています。
「もし、1億年かけて宇宙の真理を解くプログラムがあったら待てますか?」
「きみのためなら待てる!」
などという冗談はさておき、さらにプログラムコードの説明に入ります。普通の女の子ならチンプンカンプンのはずのプログラムコードをすらすらと説明していく姿はかっこいいです。
プログラムの説明をしたら、みんなのPCでプログラムを打ち込んでいきます。
メイドさんたちも、みんなの席を回って困っている人がいないか見ています。僕も何人かサポートしましたが、文字を打ち間違えることによって動かなくなっていた方が数名いました。Web APIは簡単で便利ですが、プログラムと違ってURLを間違えてもコンパイルエラーにならないし、1文字でも間違えると全く動かないので、通常のプログラムよりさらに、トラブル時の解決力が問われます。
これはプロでも苦労することです。トラブルになったときは、ドキュメントやエラーメッセージを注意深く読まなければなりません。なので、募集サイトにも書かれている「プロフェッショナルな現役プログラマ」のの声として、一部の参加者には「今回はこうしてくださいって言っているけど、実際はドキュメントをよく読んで、利用規約も含めてすべてを理解しないとWeb APIの利用は難しいんだよ」と厳しい話をしたりしました。
ともあれ、全員プログラムを動かすことができました!きりさん、ほのかさんお疲れ様です。
第3章、初めてなのに素敵なメイドのひなちゃん
休憩に引き続いて、今日始めてメイドさんの姿になる、一日メイドのひなちゃん登場です!
メイドオタクの僕に言わせると女の子にメイド服だけ着させても本物のメイドさんではないと思っているのですが、ひなちゃんはとってもメイドさんらしかったです。一日限定と言わず、是非メイドカフェでお給仕して欲しいです。
学生部メンバーとして活動しているためか、講師としての教え方も上手でした。
この章は「教える」というより「一緒に作る」ステップです。
一緒に駅から近くのメイド喫茶を検索するアプリを作ります。
位置情報を扱うので、緯度・経度などのデータを扱います。
今回は「駅すぱあとAPI」と「Google Place API」を組み合わせるます。このように複数のAPIを組み合わせて新しいものを生み出すことを「マッシュアップ」とも呼んだりしますが、Web APIを使う醍醐味です。
「ここはどうしたら良いですか?」
参加者に質問をしながら説明をするひなちゃんと、真面目に聞いている学生たち
みんながプログラムを入力している間、自ら席に回って見て回るひなちゃん
みんなアプリが作れたところで、ドキュメントを読むことの大切さや、今後の拡張の進め方など、とても大事な話をしてくれるひなちゃん大先生!
ほのかさん、きりさん、ひなちゃん、参加者の学生の皆さん、ここまでお疲れ様でした!
今回の総括
今回の参加者は全員がアプリからのWeb API経験が0だったので、参加した価値は提供できたと思います。
レベルとしては今までよりも高度な内容でしたが、メイドさんの講師能力が上っていたこと、学生部古川部長の作成した資料が良かったこと、参加者の学生のレベルが高かったことから、いつも以上にスムーズに全体を終わることができました。
その分スタッフ陣としては、今までのようにトラブルシューティングにつきっきりということがなく、やや手持ち無沙汰感が出てしまっていたのが反省点だと思います。「メイドさんと楽しく」というコンセプトの他に「現役のプロと交流できる」「学生部の優秀な学生」というメリットを提供するためにはもっと工夫ができたかもしれません。
もう一つ良いと思った点は、発表が終わったメイドさんが、参加者の席を回って見てくれている場面が多く見られたことでした。
前に立って説明することはとても疲れることなので、発表が終わったら休みたかったと思いますが、率先して参加してくれる姿がとても素敵でした。
今後について
次は夏に開催される予定とのことです。これからも、このブログはメイドさんのITの挑戦を応援したく思います!