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転職しても、僕は元気です\(^o^)/

以前の記事「メイドカフェ通いが理由で会社を辞めることになりました」では大変反響をいただきましたが、そんな僕も転職後して2ヶ月経ったので、今どうなったかのことを書こうと思います。

株式会社ビープラウドに入社しました

去年の12月からビープラウドのメンバーになりました!

この会社はPython[ref]Python : プログラミング言語の一つ。非常に簡潔にプログラムが書けることから、初心者からプロまで愛好家が多い。海外ではGoogleも採用するなど、利用例が多いが、日本では業務での利用はそれほどでもなかった(などというとマサカリが飛んできそう((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル)最近は機械学習など、人工知能・データサイエンス系の用途での利用が盛んで、急激に人気が上昇しつつある言語。ちなみに僕は全く使ったことがありませんでした。haruoさんいわく「いしがみさんなら大丈夫大丈夫!今できる言語との差分を学ぶだけでできますよ!」と言われてしまったので、期待に答えるべく、入社前に1ヶ月休める期間があったので一気に勉強しました。www[/ref] というプログラミング言語界隈では有名な技術集団です。ご存じない方はこちらを見れば雰囲気がわかるかもしれません。(レッドブルが飲める!www)

最近はconnpassというIT勉強会[ref]IT系勉強会: ITエンジニア(主にWeb系に多い)の人たちは業務後や土日に会社を超えて集まって、最近の技術動向などの情報交換を欠かさない。「勉強会」とは名ばかりで人が集まってビール飲んでワイワイやってるだけという場合もあるけど、主目的は会社を超えた横のつながりを作ることでもあり、勉強会がきっかけで転職する例は多いので、馬鹿にできない。[/ref]予約サイトを運営している会社と言ったほうが有名かもしれません。

また、BPStudy[ref]BPStudy: 毎回違ったテーマで2人程度の著名なエンジニア・IT企業経営者が話をする。テーマの範囲は広く、プログラミング技術にとどまらず、法律、健康などがテーマになることもある。最近では機械学習やブロックチェーンなどが話題のテーマも。[/ref]という勉強会を10年前から毎月開催している、「IT系勉強会」の老舗です。IT系勉強会で「○○Study」という形式の名前の勉強会はよくありますが、ここがそのルーツのようです。

ちなみに、僕はここでこんなLTをしたことがあります!

なぜBPに入社したのか

メイドノマドのプロがなぜPythonの会社に?という疑問を持たれたかもしれません。(さんざん友達には「メイドカフェに就職ですか?」と言われておりました。それはそれで楽しそうですがw)

縁としては、僕がBPStudyに5年くらい前から時々参加していて、主催であり社長のharuoさんとFacebookで繋がっていたということはあります。その縁もあったのですが、最終的に入社を決めたのは、理想的な「エンジニア文化」を勉強したいということが理由です。

BP社はTwitterが流行り始めた当初から「Twitterで社員みんなでRTをして求人をする」など新しい試みをすることが盛んで、すごいエンジニアの方々が集まって楽しそうにしているように見えました。当時僕は、勤めていた会社の開発リーダーをしていたので、「こういうチームを作りたい!」と常に参考にしていました。僕にとっては「ITエンジニア集団」こうあるべきというだ像だったのです。

なので、門を叩いた時に言ったのは次の言葉でした。

「僕がここにいることは、悔しさもあります!」

自分がこういう会社を作りたかった!でも、今そこのメンバーになりたいと言っているからです。

「エンジニア文化×秋葉原のメイドカフェのコラボをしたい!」

これは僕はずっと言い続けていたことです。LT[ref]Lightning Talkのこと。3分や5分など非常に短い時間に技術的なプレゼンをする。通常は複数人交代でやるので聴く人は短時間に非常にたくさんのことを学べる濃い時間を過ごせる。[/ref]などのエンジニア文化と、メイドカフェの楽しさをコラボすれば、きっともっとすごい!と思っています。

そういう思い出ノマド会をやっている僕にとって、メイドカフェのことを学ぶことも大切ですが、「ITコミュニティ」についても、もっと知る必要があります。そのために適切な場所だと考えました。

エンジニアの方が輝いている会社は他にもいっぱいありますが、これまでの経緯と、参考にさせてもらっていた敬意のため、当初から第一志望でした。

haruosさんのこの発表にも共感しました!

入社してみてどうだったのか

モヒカン系エンジニア[ref]モヒカン:技術的に「正しいこと」を是とするエンジニアの正確として、ネットや勉強会で間違ったことを発信すると容赦なく厳しく優しくダメ出し指摘をして来る人がたくさんいる。そういう人たちをモヒカン系エンジニアと呼ぶ[/ref]が集うイメージが合ったので、僕のような軟弱なエンジニアが入ったら、マサカリ[ref]マサカリ:モヒカン系のエンジニアが痛烈なダメ出しをすること。直撃を受けるとしばらく立ち直れない怖いものであるが、エンジニアはサイヤ人のように死に損なう程強くなるので、急激に成長するためにはマサカリは欠かせない[/ref]を浴びせられて3日目には血まみれになっているんじゃないかと思っていました。

しかし、そんなことはなく「わからないことがあったら、Slack[ref]slack: グループチャットツール、エンジニア向けの機能がたくさんあってIT系企業では大人気![/ref]のtraining部屋で質問してください」と、みんなとても親切で、全く怖い感じはしませんでした。技術的にも、社内で読書会やLT会などが盛んで、技術をできるだけみんなでシャアしようという思いが強く、放ったらかされているという感じはありませんでした。

さらにびっくりしたことは3つあって、一つは、社内がとても静かなこと。同じ会社にいても、主な会話はSlackでするので、会話する声があまり聞こえない。電話もほとんど鳴らない。もう一つは、Slack、hangout、Google Apps、Dropboxなどのツールをフル活用していること。こうすることで、どこにいても仕事ができることを追求していて、自宅作業をしてもなんの支障がないようになっているし、自宅作業はチーム内の合意を得れば自由にできる。そして最後にみんなが早く帰ることw IT企業ありがちの残業体質はなく、時間内に集中して早く帰る文化が徹底していました。

これは、僕にとってとても都合が良いことでした。メイドカフェで「ノマド」の会をやっているので、つまりリモートワークなのです。そのノウハウを身に着けられたことはとてもありがたい。なぜそんなことをするかといえば、その方が効率的が良いからというのもコンセプトが一致しています。そして、定時に帰れる!メイドカフェにも行きやすい\(^o^)/わーい

Slackでのコミュニケーションを主にすると、リモートで作業をしていてもまるで会社にいるような錯覚をするという感覚を覚えました。僕は先日3日連続自宅勤務をしましたが、会社に行ってなくて困ることといえば、コーヒー部(コーヒ好きの方々が豆を持ち寄ってコーヒーを入れてるグループ)の入れるコーヒーが飲めない、レッドブルが飲めないことくらいでした!\(^o^)/

業務時間内でメイドカフェでノマドの会

リモートワークをメイドカフェでやっても良いと言ってもらえたので、堂々と本業をメイドカフェでやらせてもらっています。しかも、日中に開催するノマドの会は、仕事をしているのなら、業務時間内でやって良いと言ってもらいました!

「俺はメイドさんはちょっと好き!」と言う社長のharuoさんは、ノマド会に2回も参加してくれました。\(^o^)/

なので、入社してからも、仕事的に調整可能なタイミングで、ノマド会が日中に開けています。

だからノマド会もSlackをはじめました。ここから自由に入れます!

今後について

おかげさまでノマド会は、募集したその日に定員が埋まるほど、反響を頂いています。次の開催で9回目になります。

今後は、お客様との接点が多い仕事も任せてもらえそうなので、自ら調整して、自由に働ける環境を実現できそうです。うまくすればノマド会の開催も増やせるでしょう。

そして、リモートワークのノウハウもどんどん身についていますので参加された方にも、ノウハウを共有できるのではないかと思います。

ということで、僕は元気です!

これからもよろしくお願いします!!

 


メイドカフェでノマド会をはじめた理由 (メイドアドベントカレンダー1日目) #maidadvent

この記事は、メイドAdvent Calendar 2016 の1日目です!明日はgelnimoさんです。

今日も皆さんおかえりなさいませー\(^o^)/

11月より僕は メイドカフェでノマド会 というイベントを始めました。既に5回目を終え、参加者は延べ23人を数えています(重複あり)。今日はこの会の趣旨と、なぜ初めたのか、今後考えていることを書こうと思います。

メイドカフェでノマド会とは

「メイドカフェ」と「ノマド」という、何の関連も無い組み合わせだと思うかもしれません!

しかし、実際は、秋葉原のメイドカフェの多くは、Wifi・電源が完備であり、理想的なノマドスペースです!

これは、このブログでテーマとしてきたことです。つまりブログのコンセプトを踏襲したリアル活動という位置づけです。

そして、毎回の募集ページでは次のように説明しています。

特別なことはしません。各々ノートPCを使って好きなことをやってください。 普通のもくもく会(もくもく作業するだけの会)の場所がメイドカフェだというだけです。 一緒にメイドカフェで作業しませんか?

「もくもく会」とはITエンジニアのIT勉強会の一つで、カフェや会議室などに集まって、特にやることを縛らず「もくもく」と作業をする会のことです。「もくもく」は「黙々」で、たばこの煙のことではありません。

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なぜ、エンジニアは「もくもく会」をするのか?

特別何かを教わるわけでなくても「そこに集う」ということで、次のような効用があります。

  • 皆がまじめに黙々やっているから、自分も集中できる。気が散らない
  • 業務時間外も勉強しようという意識が高い人が集まるため、
    • 技術的な雑談を通じて互いに刺激することができる
    • 業務とは異なる人脈を作ることができる

裏を返せば「プログラミングは好きなんだけど、家だと寝ちゃうんだよね」という人が多いようです。僕もその傾向があります。

第4回@メイリッシュの様子

なぜ初めたのか

このブログは、元々別のブログで以下の記事を書いたことがきっかけとして始まりました。

メイドカフェがプログラマーのノマド作業に最高な理由

この記事を書いて以来、月に1,2人「ブログを見ました」という理由で僕が当時通っていた女中酒場幻橙館に訪れる方が現れました。そのまま常連になった方も多いです。

ところで、このように自分でお店に訪れるのはとても勇気がある方ではないかと思います。それがこれだけ観測されるのであれば、もしかすると「ちょっと背中を少し押せば来てくれる人はもっと多いのではないか」と仮説が発生します。いないかもしれないけど、デメリットもあまりないので、やってみることにしました。

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どんなことに注意したか

以上の目的を達成するため、次のことには気を使いました

  • 特定の店舗に偏るのではなく、平等に複数の店舗を紹介する
  • 既存のお客さんや、お店の営業に迷惑にならないようにする
  • 参加者の方には気持ちよくノマドしてもらう

そのためには、次のことに気をつけました

  • 各店舗の常連客の方にも話をして協力してもらう
  • 各店舗に対してはあくまで一般の客としての距離感で接する
  • 事前にお店で実際に作業をしてみてテーブルの大きさ、電源の場所、Wifiの状態などをチェックする
  • 可能であれば、お店の運営とコンタクトを取って事情を説明する
  • 万が一キャンセルが発生してしまった場合のリスクに対処しておく
    • そもそも席数に余裕がある日中や平日を選択する
    • お店のイベントと重ならないようにする
    • メイドさんや常連客の方に、混雑状況を事前に確認しておく
    • お店の運営者にあらかじめリスクを説明する
    • 趣旨に賛同してもらえる、メイドカフェ利用者の味方に声をかけておき、万が一の時にピンチヒッターをお願いできるようにしておく

第2回@Diamaidの様子

やってみて分かったこと

11月中に5回実施した結果、参加者は累積で23名になりました。参加者は全て男性でした。(女性の参加希望者は複数います)。年齢は30代が一番多いようです。予約した席が空席になってしまった席数はこれまでで3席あって、その率は11.5%です。前日以降のキャンセルは4件で、その率は14.8%になります。

第3回@JAM Akihabaraの様子

予想通り良かったこと

  • 予想通り潜在的な需要は存在した
    • connpassにグループを作成し、Twitter・Facebookで告知しただけで、既に2,3人自然流入があった
    • 第1回目の告知を出すと、その日のうちに面識がない方に応募頂いた
  • エンジニアを集めると、楽しい
    • 作業したり、技術トークをしたり、有意義な時間を過ごすことができました
  • 友達の輪が広がった
    • 僕の「知り合いの知り合い」と、僕の「別の知り合い」が出会って面白い
    • Facebookの友達が増えた
  • 当日直前に参加希望者が出ることが複数回あった
    • 1,2席程度の空席がある場合も募集を直前まで出すことは意味がある
  • メイドさんから「参加者の方が後日来店してくれたよ」と教えてくれました。
    • プライバシーがあるので誰がいつ来たのかについては聞かないことにしています

予想外だったこと

  • 意外と平日日中開催の需要があった
    • つまり本物の「ノマドワーカー」が意外といる
    • この場合、参加者の方は本当にまじめに仕事をしている
  • 毎回最低料金のメニューを募集サイトに記載したが、参加者の一部はそれ以外のメニューをオーダーすることによって、「最低料金」以上のお金をお店に落としてくれた

課題としては

  • 真のノマドワーカー向けの日中開催と、退勤後の集いである夕方開催とが同じ名前であるので、まぎらわしくなってしまった
  • 前日にお店に人数を伝えるまで僕がドキドキする!

もありましたが、真摯に対応し、イベントをより良くしていこうと思います。

今後考えていること

今後「ノマド会」以外のイベントも考えていきたいと思いますが、具体的な案はまだありません。

よく勘違いされますが、僕自身は独立して個人事業主になる予定はなく、一エンジニアとして生きていきたいと思っています。そのためこの活動を直接ビジネスにする予定はありません。ただ、取り組みそのものが、自分を楽しませてもらっているし、続けていきたいと思います。

今、色んな人がそれぞれの思いを僕に話してくれるようになりました。それぞれ秋葉原について、IT勉強会について、深い思い入れがあるようです。今はそういう方々の話を聞かせていただいて、今後の方向性を考えたく思います。


メイドカフェ通いが理由で会社を辞めることになりました

今日、9年間勤めた会社に退職願を提出しました。

理由の一つは「メイドカフェ通い」です!

メイドが原因で人生\(^o^)/オワター

まさか、自分が「\(^o^)/オワター」の人になってしまうとは思わなかったわーwww

転職に至るまでの経緯

こんな稀有な経験をしてしまう人もあまり居ないでしょうから、経緯を説明しようと思います^^;

メイドカフェへの初めての訪問

僕が初めてメイドカフェに訪れたのは、秋葉るきさんのツアーで、橙幻郷連れて行って貰った、2014年の秋です。もう2年も前ですね!

橙幻郷は、僕の今までのメイドカフェのイメージを覆しました。「魔法をかけましょう。萌え萌えきゅんきゅん」というのは一切なく、メイド服こそ来ていますが、料理を出してくるだけでおとなしく清楚な感じです。料理も美味しく、ただの夜カフェという感じでした。

女中酒場幻橙館との出会い

女中酒場幻橙館

その年明け、地方で働いている大学時代の友人が上京して来ました

「どうせなら、アキバのメイドカフェ行こうよ!」

ということで、行ったのが橙幻郷の姉妹店、女中酒場幻橙館でした。紹介記事はこちら:

女中酒場幻橙館の紹介

あまりの居心地の良さに、それから週に何度も幻橙館に「ご帰宅」する生活が始まるのでした。

ブログがバズってしまう

そんな折、5月頃に書いたこのブログ記事が、想像以上の反響をいただいてしまいました。

メイドカフェがプログラマーのノマド作業に最高な理由

ブログをやっていてここまでバズったのは初めてです。とてもビックリしました。

ブログで紹介するべきメイドカフェリストをもらう

後日、幻橙館に行くとメイドの蓮見ヱスカさんが「プレゼントがある」と渡してくれたのが、この、リストでした!

エスカさんによる、日本全国のおすすめメイドカフェリストです。秋葉原はJAM、メイリッシュ、ハニハニ、ミアカフェ、シャッツキステなど、落ち着いた感じのメイドカフェをリストアップしています。

このリストを元に取材をして書いたのがこの記事です。

秋葉原のノマドに最適なメイドカフェ情報

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みんなをメイドカフェに連れてくる

その頃、幻橙館では誰がいち早く特別館員(ポイントカードのポイントを一定数超えたらなれるVIP会員的なもの)になれるかという競争が白熱していました。

手っ取り早い方法としては、友達を一杯連れて来て会計をまとめてしまうことなので、会社の同僚たちを次々に幻橙館に連れてきました。累計30人くらい連れてきたと思います。みんな

「これまでのメイドカフェのイメージと違った」

「こんなに良心的な価格なんてびっくりした」

「料理がおいしい」

と言って、楽しんでくれましたよ!

先輩ビジネスマンから言われたこと

その流れで、とあるビジネスマンと飲みに来ました。彼は会社では怖いイメージが持たれていましたが、メイドさんを見てご機嫌になられたのか笑顔でワインを飲みながらこう言われました。

「きみは、こういう新しいことを開拓してみんなに広めている姿勢はすばらしい。これからは、いち客として利用するのにとどまらず、あの女の子たちがどうしたら幸せになれるのか、ビジネスを考えなさい」

言われたことはやってみるのがモットーなので、僕に何かできないか、考えてみることにしました。

メイドカフェ文化を残すために始めたこと

早速、勉強してみると、メイドカフェの経営は厳しいということが分かりました。

象徴的なのがこのリストです。秋葉原のメイド喫茶に詳しい方がまとめられたもので、秋葉原ではこれだけのお店が日々開店・閉店を繰り返しています。

秋葉原のメイド・コスプレ喫茶リスト(2014/9/7版) – たかとらのメイド喫茶リスト

それは、なぜだろうか考えました。

考えた結論としては「秋葉原で定期的にメイドカフェに行くような『ご主人様』の人口って意外と少ない」ということです。

メイドさんが一生懸命Twitterでお店の宣伝をしても、もともとメイド好きの、せいぜい数百、千しか届きません。それを各店舗で取り合う状況が発生しています。これでは熱心なご主人様が頑張っても、多くの店舗を支えきることができません。

では、どうしたら良いのでしょうか。単純です。

「もともとメイドカフェに来なかった人を、メイドカフェに呼び込めば良い!」

ただし、闇雲に人を呼んではいけません。オタク文化を理解せずメイドさんに迷惑なことをする輩が増えてしまっては問題です。

そこで、ターゲットをITエンジニアに絞りました。IT技術者は「ハッカソン」「ライトニングトーク」など、独特の文化を持って、休日にはしゃいでいる愉快な人達です。しかもオタク気質があり、秋葉原文化とも密接なつながりがあります。シャイな人が多いのでメイドさんに迷惑はかけないだろうとも思います。

そして僕は、メイドカフェでノマド最高\(^o^)/の人です。これをもっと推し進めようと考えました。

メイドカフェで楽しんでいる自分をオープンにする理由

しかし、なぜメイドカフェはこんな閉じたコミュニティなのでしょうか?

それは、メイドカフェの常連客「ご主人様」仲間で話をしていたらすぐにわかりました。

「分かってくれる人を大切にしたい」

「分かってくれない人のことはいいんだ」

メイド好きの人たちは同志であって、みんな仲が良いです。しかし一方で、内輪に閉じてしまいがちな姿勢です。

確かに、世間の目はメイドカフェに対して偏見に満ちています。テレビで見た「萌え萌えきゅんきゅん」のイメージしか知らず、あるいはキャバクラと同じだと誤解している方が多いです。

「あなたは奥さんが居るのに、メイドカフェにハマって大丈夫か?」

とよく言われます。大丈夫だからやっているのです!

だから、僕はありのままの自分を発信することにしました。自分は愛妻家だと自負しているので、その僕が、全力で「メイドさんとチェキ!たのしー\(^o^)/」とやっている姿を配信してやろう。僕は隠さない。恥ずかしがらない。

  • 自分の好きなことを恥ずかしがらない
  • 他人の好きなことを笑わない

これをモットーに生きていこうと決めました。

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メイドさんたちにブログを応援してもらったらこうなった\(^o^)/

社長に呼び出される

ある日、突然社長から呼び出されました。

「いい加減キャバクラに行くのはやめろ!」

曰く、僕はその会社に9年もいた古株だから、Webサイトにも載っています(そのうち消されました)。世間はまだメイドに誤解を持っているのだから、それに合わせて隠さないとスキャンダルになるから辞めて欲しい。と、

ああ、偏見は身内に存在していたのか

とはいえ、長年世話になった社長の老婆心かもしれない。少し冷静に考えてみようとしました。一週間考えて出した結論がこの記事です。

メイドカフェに1年間通って分かったこと

この記事を公開した翌日、社長に呼び出され、密室で小一時間お説教をされました。社長はタイトルだけ読んで中身を読んでいないようでした。兎に角、技術者としての顔と、分けなければダメだと言うのです。

仕方がないのでブログを分離しました。それが技術者ブログ susumuis Info と、このブログが分かれていることの真相でした。

メイドカフェ行きを禁止される

ブログを分けただけでは収まりませんでした。

ある日僕は仕事でとあるミスをしました。会社のみんなや取引先様に多大なるご迷惑をおかけしました。みんなで力を合わせ、問題を収拾した後、

半年間キャバクラ禁止

を命じられました。ミスをしたことは反省しましたが、ミスとメイドカフェは直接関係がなく、どう考えても理不尽です。

その上、会社での地位はどんどん追いやられているような気がします。

これからの時代メイドが普通になる

一方、とある勉強会でこんなLTをやったところ、女性の方からも「共感しました」とおっしゃっていただき、大変好評をいただきました。

また、こんなイベントを手伝っていて、大成功でした。

びっくり!!学生向けプログラミング勉強会でメイドさんが講師に!!

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これまでの日本の会社は非常にお硬いのが常識でした。このようなことはふざけていると言われたでしょう。

しかし最近は変わってきていて、その理由の一つにインターネットの普及があるそうです。これまで企業が商品を作って売ろうとした時、企業の力でトップダウンで宣伝をする必要がありました。しかしインターネット時代のマーケティングの主力は口コミです。企業が計画的に宣伝をするのではなく、消費者が自分たちで楽しんで広げていくことが主流になっているのだそうです。

ユーザーは楽しみながら情報を発信していく。そのことに気づいた一部の柔軟な企業は今度はそのような楽しいイメージを会社のイメージとして持ち込み始めています。だから、IT企業を中心にお硬い常識が崩れてきているのです。

その流れで、もう、メイドはけしからんとか言っているようでは時代遅れではないでしょうか?

会社からの指示に従って隠れて活動することもできるでしょうけど、人生という限られた時間を考えると、それは大変無駄が多いことです。

僕の持っているIT業界の人脈と、秋葉原の人脈を掛け合わせられるのではないか

最近あるメイドさんが会社を立ち上げられました。その会社はWeb系に力を入れていこうとしていて、話を聞くと、僕の知り合いの別の社長さんを紹介してあげたくなりました。

自分はIT系勉強会によく顔を出すので、お陰で社長やCTO級の人と仲良くさせていただいています。彼らも彼らで楽しいビジネスを常に考えています。この人脈と、この1,2年で築いた秋葉原関係の人脈とつなぐ役割ができるのではないか?

今こそ、IT業界とメイド界が融合する時!僕は時代を作る!!

メイドさんがプログラムを打ち込む様子

というわけで

会社に「辞める」って言いました(笑)

「気は確かか?冷静になれ!」

「お前はエロにかられて会社を辞めるのか?」

エロにかられてもいなければ、冷静なんですけどね。

ちなみに、次の会社は決まっています。労働環境も良さそうだし、何より僕のこのスタイルを認めていただいています。このブログの活動も大いにやっていけそうです!

「なんだ、前向きな転職じゃないか!w」といえばその通りですが。(笑)

新しい会社は時期が来たらお知らせしますね!社員の趣味に寛容な素晴らしい会社です(^o^)

以上、このブログの運営されている裏ではこのような動きがありましたよという話でした。

今後もこのブログは読者の方が楽しめることをモットーに頑張ります!

 

追記

バズりましたね。はてなブックマークのトップの下の方、あるいは「生活」タブの上の方に出ておりました(;^ω^)

休日だからか、コメントはトゲがあるものはなく、優しいコメントを多くいただきました。せっかくなのでここで答えたいと思います。

タイトルは釣りだったw お疲れ様でした && おめでとうございます

おっしゃるとおり、タイトルで釣りました。ごめんなさい。でも嘘は書いてません。 && ありがとうございます!

メイド喫茶=キャバクラと思う会社は色々問題がありそうなので辞めて正解。JAM、ミアカフェ、メイリッシュはよく行ってた。でも初心者で「お帰りなさいませ、ご主人様」と言われたい人を案内時には@ほぉ~むカフェ。

会社が、というより社長をやっている人が個人的に言っただけのことです。その他の役員・管理職は冷静な方が多いですし、正式なフローに基づいて懲戒などの制裁を受けたわけではあrません。

メイドカフェへの偏見は間違いなく持っている。けれどエンジニアのためのカフェになっていくって思うとすごく身近に感じられる、そういう場所があっても良いな〜むしろなったら嬉しいくらい。応援したい。

「エンジニアのための」っていうと、他の趣味を持たれているお客さんの邪魔になってもいけませんが、かつてあったリナカフェが閉店したときの受け皿にJAMなどがなったと言われますね。

『僕の持っているIT業界の人脈と、秋葉原の人脈を掛け合わせられるのではないか』ネットのIT系記事で、仕事や勉強会でアニメ等オタクネタが当たり前のように使われるのが辛いってよく見たけど、意外と違うんだな

ここらへんは人によりけりだと思います。

少し調べればすぐわかるメイドカフェとキャバの相違すら、先入観から偏見を持ってる社長であれば、この種の偏見はきっと氷山の一角。

若き日の僕に「先入観を持っちゃいけない。」と教えてくれたのは、まさしくその社長でした。それだけにショックでした。彼は柔軟な一面もあり、偏見なく見ていただけることもある一方でこの件についてはどうしても譲れない何かがあるようです。

メイドもキャバもホストも「気持ちのいいコミュニケーション(擬似的な人間関係)」が商品の重要要素だという点では同質かと。だからといって混同して良い訳ではないし、私生活を制約するのも悪手だけど。

そう思う部分もあり、違うと思う部分もあり、後日詳しく書きたいと思っています。キャバクラを否定する気は全くなく、むしろ楽しいんじゃないかと思います。PC作業は出来ないでしょうけどね!

理解のある会社に転職できたことはいい話だと思うんだけど、メイドカフェって風俗店としてやってるとこもあるから社長の言い分もわかる気がする。真っ当なメイドカフェと風俗店の違いを発信するといいのでは

「風俗店」というのが「性サービス店」を意味するのだとすると、本当に「メイドカフェ」を騙ったそのような店舗が秋葉原にあるとしたら由々しきことだと思います。僕は知りません。

メイドカフェを語るガールズバーやキャバクラがあるのは事実のようです。中にはボッタクリもあると聞きます。簡単に見分ける方法としてはキャッチについて行かないこと。事前にたかとらさん、やんさん、秋葉るきなどの、詳しい方が書いたレポートを参考にすることです(僕のブログでも良いです!)

もちろんメイドカフェはキャバではない。だがキャバもセックスは売りにしてない。キャバを蔑んではならぬ。しかし、メイドだって女性性を売りにしていないとは断言できまい。利用する側に恋愛はなくともメイドには?

読みやすさのために文面を省略したこともあり、キャバクラを蔑む表現になってしまっていたらお詫びします。また、メイドカフェも女性性を売りにしていないことは断言できないし、あまたある店舗、長い歴史の中ではそう言った恋愛もあるとは思います。それでもメイドカフェは個人的な「恋愛」とは異なるコンセプトがあり、「お店のルール」として店舗側に厳しく管理されている点がキャバクラとは大きく異なるように思います。

ブコメ含めて男の視点でしか書かれてない。人口の半分は男以外なのに。社長さんが気にしてるのは「会社に対する女性からの評判ダウン」じゃなかったのかな

メイドカフェには女性の常連客もいるし、実態はただの喫茶店なので、子ども連れでの利用も問題ありません。僕も知り合いの女性を何人も連れて来ましたが、彼女らは必ず「メイドカフェがこんなところなんて知らなかった!」と言い、楽しく過ごしてもらったと思います。

僕は男性だから、女性視点になることは難しいですが、メイドさんが「将来子どもが出来て女の子ならメイドをやらせたい」と言っている人もいるくらいです。偏見さえなければ、女性の評価も悪い職業ではないと思います。

メイドであってもなくても自分の旦那が若い女の子の脚をジロジロ見てる写真を撮ってたらちょっと嫌だな

おっしゃる通り!妻に見せられるかと言ったら微妙な一枚ですね!率直に言えば「恥ずかしい」です!ちなみにあの足を見ている(ように見える)チェキは「絶対領域イベント」(絶対領域は秋葉発祥のファッション)のときに撮ったもので、メイドさんに言われるようにしゃがんで、実際の視線は腰のあたりを見ていたのですが、お絵かきをあんな風にするのがそのメイドさんのセンスのようで、自由で結構なことだと思います。僕の感想は「そう来たか!」という程度でした。

メイドさんからの反応

女性視点の意見の一例として、メイドさんからこんなコメントを貰いました!

反響の論点

コメントやSNSでの反応を見ると概ね次の論点があるようです。

キャバクラとメイドカフェの区別

これは今回の記事での言及は避けたのですが「メイドカフェとキャバクラの区別がつかない」=>「メイド→良い、キャバクラ→悪い」みたいに展開してしまうと、まずいかなと思います。キャバクラも性的サービスを提供するお店ではなく、アングラなものではありません。メイドカフェより高い場合がほとんどですが、それは、そこにかかる人件費が全く異なるシステムだからです。

「キャバクラとメイドカフェは全く違う」

「いや、メイドカフェと言いつつ実態はキャバクラである店がある」

これらは正論だと思いますが、今回の記事では特に言及するべきではないと思います。いずれきちんと扱いたいと思いますが、そのためには僕自身がキャバクラに詳しくない(し、興味もあまりない)こともあり、時間を頂く必要がありそうです。

辞めてよかった?偏見ある会社?パワハラ?

決して、そういう会社じゃないんですけどね。だから9年もいましたし、僕自身家庭に問題があるので様々な配慮をしてもらった良い会社でした。就業規則も柔軟だし、福利厚生もあり、将来性もあるので、おすすめできますよ!

社長の言動は僕と彼が長い付き合いで遠慮なく話せる間柄だからであってのことです。それに、この程度でパワハラと受け取るほど僕はヤワではありません。彼もそのことを知っているので、入社間もない社員にはこのような言葉遣いはありません。

彼にとって「キャバクラのようにお金を払って女の子のいるお店に行く」という行為に何らかの強い嫌悪感があるのでしょう。偏見と取れる発言は感情から出てしまったものだと思います。

会社が個人の生活にどこまで立ち入れるのかは色々あると思いますが、経営者の気持ちも尊重しても良いと僕は思います。それに、今の会社は成長してパブリックになっていく過程なので、僕のやり方はあまり望ましくないと思われるのはどの会社であっても仕方がないです。要は方向性が合わなかった。それだけだと思います。

女性の視点、旦那さんがメイドにハマっていたら奥さんは不安

それはあると思います。僕と妻の関係は独特の部分もあってのことかもしれません。とはいえ、所詮は趣味なので、奥さんが男性アイドルにハマっていようが、旦那さんが二次元オタクだろうが、それが趣味の範囲であれば、夫婦といえど侵害できない部分であると僕は考えます。

それでも、いつ趣味の範囲を逸脱するか分からない。結局、不安になりだしたらキリがない。じゃあ、どうするか?

不安にならなければ良い。

ということだと思います。

僕の場合、例え、女性と二人でいたとしても、それが冗談であるのか、本気の浮気であるのか、妻には見破れると思っています。そんなことより、休みの日は家事を手伝ったり、愚痴を聴いてあげたり、困ったときは頼りがいのあるところを見せたほうが、ずっと夫婦円満に良いと思っています。

2016/10/22 追記

妻との関係について、次のようなご指摘がありました。

「不安にならなければいい」だとか「妻には見破れると思っています」だとか、奥様へ一方的な甘えをし過ぎです。

奥様に安心してもらう手段として真っ先に考えられるのは、日々のケアよりも「メイド喫茶についての理解を得るために奥様とじっくり話し合う」だと思います。

女性の方の意見だと思いますが、誠にそのとおりだと思います。詳細は僕からの返信の通りです。自分への戒めのため文章をそのまま残しますが、これは、関係するあらゆる人(妻、メイドさん、ビジネス上でお会いした女性の方)を不快にする書き方でした。配慮の足りない書き方を反省致します。